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JWord (ジェイワード)は、探したい情報へ簡単にアクセスするためのインターネット検索サービスです。

JWord掲載情報

 

★ 市場を拓く 会社や商品名で簡単ネット検索


(産経新聞 2004年6月21日)
産経新聞掲載記事
インターネット検索の際に、「http://www.・・・」というアルファベットのアドレスの変わりに、会社名や商品名などの日本語を使う日本語インターネットアドレスサービス「JWord(Jワード)」を展開するアクセスポートが急成長している。パソコン利用者にとっては煩雑なアドレスを入力する手間が省ける一方、企業側には確実にホームページへの誘導ができる点をメリットとして営業を展開。パソコンメーカーと提携して出荷時からパソコンにソフトを組み込むようにしたり、キーワード登録する企業数を増やすなど、ネット世界での“完全普及”を狙っている。

巨大な口紅の写真を掲載したエイボン・プロダクツの新聞広告。「インターネットでかんたんサンプル募集」の横に印刷されたアドレスは「リップ」。従来ならば、「http://www.sample.avon・・・」と打ち込むところだが、「リップ」と入力するとサイトに飛ぶ。不慣れな初心者でも簡単だ。


翁永飆(おうえいひょう)社長は、「長いアドレスは覚えられないが、日本語の単語ならばメモなしでも大丈夫」と説明する。広告掲載日の当該サイトへの接続数は掲載前の7−8倍で、効果も2−3日は続いた。


Jワードの機能を利用したい企業はアクセスポートからキーワードを購入する。社名、商品名、サービスなどの固有名詞ならば年間4万2千円。化粧品、自動車、美容院などの一般名詞は3ヵ月10万5千円−63万円。すでに2千7百社が4千を超えるキーワードを登録している。

企業にとって利用価値があるのはサイト誘導。例えば、「光ファイバー」ち打てばKDDI、「旅行」と打てば日本旅行のサイトに飛ぶ。業界首位には限らない。キーワード取得は早いもの順だ。このため、「検索結果の精度に問題がある」という指摘も少なくないが、もう一人の社長である、沈海寅(しんかいいん)氏は「ウェブ全体を探す普通の検索エンジンではなく事前登録されたデータを探す電話帳のダウンページに近いシステムだ」と説明する。

Jワード機能を使うにはパソコンにソフトを組み込む必要があるが、パソコンメーカーと提携して出荷時組み込みルートも開拓。サービス開始2年で千6百万台を越えるパソコンが利用可能となっており、年末には2千6百5十万台に達する見込み。これは、固定系インターネット利用者の約80%に当たる。例えば、インターネット閲覧ソフトのエクスプローラーのアドレス欄に「産経新聞」と打ち込み、産経新聞のサイトが表示され、「JWord」の検索結果が表示されればソフト組み込み済み。MSNが表示されれば組み込まれていない。

平成16年度は売上高7億円、経常利益2億円を見込むなど、成功の第一段階をクリアした同社の次の課題は、「サービス内容の周知徹底」(翁社長)だ。現時点で、実際の利用者は3百万-4百万台で普及台数とは開きがある。収入源の有料キーワード拡大には、利用者拡大が急務だ。さらに、「検索エンジンの方が便利」「広告としての検索結果と検索エンジンの結果が区別しにくい」などの声もあるため、夏からキャンペーンを展開し、浸透を図るということも課題だ。

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