JWord社会貢献活動

■寄贈式の様子

全校児童521名が体育館に集まり、寄贈式を行いました。前に並べられたたくさんの寄贈された本を見て、「すごい、たくさんある！」「あの本おもしろそう」「早く借りたい」「楽しみ！」などの声がたくさん聞かれました。

表彰状・目録贈呈の後、図書委員会委員長からお礼の言葉が述べられました。利用者の多い本校図書室の図書委員たちは、忙しい当番活動を一生懸命してくれています。

■児童代表の図書委員会 委員長からのお礼の言葉

今回、先生から「本プレに当たりました。20万円分の本がプレゼントされます。みなさんからのリクエストもうけつけます」と聞いた時、わたしは、「まさか！」と信じられない気持でいっぱいでした。なぜなら、全国でたった5校しか選ばれないからです。これもみなさんがたくさん本を借りてくれたおかげです。

福江小学校は昨年度の年間貸し出し数は65000冊を超え、一人あたりの平均貸し出し数は100冊を超えています。みんながたくさん利用するので図書室の本は何度も修理をして、大切に読まれています。図書室は、中休みも昼休みもとても忙しく、私たち図書委員も仕事を一生懸命頑張っています。私も、当番の日はもちろん、当番でない日もできるだけ図書室に行って、本を借りたり、貸出の手伝いをしたりしています。

今回いただいた本には、私たち図書委員会からのリクエストの本も入っています。学校にあるかいけつゾロリやマジックツリーハウス、サーティナインクルーズなどシリーズものの最新刊も入っています。サッカーなどのスポーツの本もたくさんあります。前からある本でボロボロになっていたもので、今回新しくプレゼントしてもらったものもあります。おすすめの本がたくさんあるので皆さんにも早く読んで欲しいと思っています。

プレゼントされた本の箱を開ける時は、どんな本が届いているのか知らなかったので、わくわくした気持ちでいっぱいでした。先生たちが本にカバーかけをしてくださって、この本を読める日が待ち遠しい気持ちでいっぱいです。

最後に私たち図書委員会から全校の皆さんにお願いがあります。
それは、図書室でよく、手に持った本を曲げたり、落としたりする人を見かけるので、本を大切に扱ってほしいということです。7月のおたよりで「本バッグ」の紹介があったので、2学期にはたくさんの人が本バッグを持ってきてほしいと思います。私も夏休みの間に、本バックの作成に挑戦したいと思っています。みんなの本を大切にして、これからも、もっとたくさんの本を読みたいと思っています。

たくさんの本をいただいて嬉しい気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

■山口校長先生からのお礼の言葉

先日は、貴社より本校の子どもに対しまして、最高のプレゼントが届きました。心より感謝申し上げます。早速、寄贈式を執り行い、全校児童で喜びを噛みしめたところです。521名による、「ありがとうございます。」のコールは、届いたでしょうか。

寄贈式では、まず、図書主任による、「本プレ」にかかわる説明をしました。次に、図書委員会代表児童に表彰状と目録の贈呈を行い、図書委員会の委員長によるお礼のことばへと進みました。全校児童、瞳を輝かせ、寄贈本とのいい出会いができました。これからカバーリングをして、貸出ができるように作業を進めているところです。

本校は、大変穏やかな子どもが多い学校です。その要因の一つに読書活動を挙げることができます。戦争が終わって10年が経過した頃、子どもに本を思い切り読ませたいと願う保護者が立ち上がり、PTAによる図書館建設が始まりました。また、破損した図書の修理を何十年も続けてくださる方もおられます。その思いは、現在、図書ボランティアや図書支援員さん方に脈々と引き継がれています。平成22年には、読書活動優秀校として文部科学大臣より表彰を受けました。多くの方々の連続的な支援を受け今日に至っております。

昨年度の貸出冊数は、65000冊を突破しました。今回の本のプレゼントにより、読書熱が更に高まることと信じています。今回の栄誉有る賞を、子ども一人一人の新しい自分との出会いの機会ととらえ、更に、心優しく、知的好奇心旺盛な子どもを育てたいと考えております。「本プレ」の思いを子ども達の成長の姿として表す努力をすることをお約束し、お礼のことばに代えさせていただきます。誠にありがとうございました。