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★ 日経ネットマーケティング 2008.10月号

日経ネットマーケティング

特集 ターゲティング最前線

地方の方言活用で親しみを演出

金融業界でもエリアターゲティングを活用している企業がある。 ネット専業の証券会社のひまわり証券(東京都港区)は、JWord(東京都渋谷区)が2008年7月から開始した検索とエリアターゲティングを組み合わせた広告「ご当地ワード」に出稿を決めた。

ご当地ワードでは、キーワードとエリアをそれぞれ指定して広告を出稿する。ひまわり証券は「FX」「外為」という二つのキーワードに対し、サービス利用者の多い「東京」「神奈川」「大阪」の三つのエリアで出稿した。

指定したキーワードで検索したユーザーに広告を表示するが、広告の説明文はキーワードやエリアごとに変更できる。そこで同社は、大阪からアクセスしてきたユーザーに対して表示する広告に、少々変わった対策を施した。

それは方言の活用だ(図3)。東京では「東京都民に選ばれている“FX”といえば『ひまわり証券』」と標準語の説明文だが、これが大阪では「やっぱり“FX”ゆうたら『ひまわり』やろ?」と方言で表示される。

「もともと大阪のテレビCMは面白いと聞いていたため、ネットでうまく展開できないか」(ひまわり証券グループのFX ZERO営業企画部営業企画課WEBプロモーション担当の小林宙翔氏)と思っていたのだ。社内の大阪出身者を集めて、広告の文面を作成。効果検証はまだできていないものの、地域ごとの方言で語りかける広告は、驚きとともに親しみを感じてもらえるはずだという。

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