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★ 月刊アスキー


〜 5月号(2005年) 〜
月刊アスキー5月号
ホントに検索はタダでいいの? 広告と検索の微妙な関係 広告も情報のうち?
未来検索ブラジルと対照的なのが、グローバルメディアオンライン(GMO)が2004年9月19日にスタートした「9199.jp」だ。テレビでも派手に宣伝を行っていたので、知っている人も多いはずだ。「9199.jp」は単体の検索エンジンではなく、複数の検索エンジンを組み合わせたサービスで、その中核は、IEのアドレスバーにキーワードを直接入力して検索できる「JWord」だ。

たとえば、JWordで「ソニー」と検索すると、いきなりブラウザに「http://www.sony.co.jp」が表示される。
入力したキーワードと広告主が一致した場合、表示されるのはその広告主が指定したサイトだ。一見、広告が検索結果を大きく左右しているように思えるが、考えてみれば、これほど所要時間の少ない検索もない。
検索したいものが知名度の高い企業や商品である場合、利便性は高い。GMOによれば「キーワード登録はドメイン登録のようなもの」というが、確かに性格的には似ている。

AdSenseという、検索キーワードに応じた広告表示を行っているGoogleは「広告もユーザーの求める情報」というスタンスを取っている。
クリック率に応じて広告料をとるGoogleは、あまりにもクリック率がない場合、ユーザーに不要な情報としてその広告の表示を止めてしまう。ただし、このクリック率を利用した詐欺行為が米国では横行していて、Googleも対策に頭を悩ませているという話もある。その意味では、検索における広告モデルは、限界とは言わずとも、まだ完成していないのかも知れない。

米国でGoogle以外のエンジンを採用しようとする企業が少なからず存在するのはGoogleの結果をいじることができないという事情があるからだという。検索結果の精度を上げるためのチューニングではなく、広告を紛れ込ませることを考えている企業もきっとあるに違いない。果たして数年後も検索は広告に毒されていないといえるだろうか?

写真3 ネット初心者向けと思われている「9199.jp」だが、実は複数の検索エンジンを右上の黄色い検索バーにあるタブから切り替えられる。

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