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JWord掲載情報

 

★ ASCII


〜 2005.7月号 〜
ASCII
ネットの“電話帳”サービスを目指すJWord

昨年10月にGMOグループ入りをしてから、Yahoo!Japanとの提携、社名の変更など、この半年の動きが激しいJWord。同社は、Internet Explorerのアドレスバーに日本語を入力するだけで検索が行なえるプラグインサービス「JWord」を主軸として、“インターネット上の電話帳サービス”を目指している。具体的には、ユーザーが調べたい企業名・製品名を入れると、ドンピシャでそのページを表示してくれるというものだ。ゆえに、Googleなどとは違い、ディレクトリ方の検索エンジンとなっており、そのデータは情報を精査できる専門スタッフによって日々更新されている。ビジネスモデルは、ユーザーへの課金ではなく、企業による上記ディレクトリへの登録料を収入の基本とする。3月末からは、Yahoo!Japanの検索結果にもJWordマークの検索結果が反映されるようになった。これにより企業は、JWordに自社やその製品を登録すれば、Yahoo!Japanの検索結果に必ず表示させることが可能だ。
本誌編集部はJWordの代表取締役社長・翁永飆氏に話を聞いた。
編集部(以下「編」):今後のJWordは、どのような方向に進むのでしょうか?
翁永飆氏(以下「翁」):プラグイン自信の機能アップをどんどんやっていきたいです。中国の3721 Network Softwear(JWordと同じシステムを中国で展開する企業)は10くらい先のバージョンを行なっていますので。

編:3721のプラグインにはどのような機能あるのでしょう?
翁:ポップアップブロック、アンチウィルスやブラウザクラッシャーからの回復といったセキュリティ機能、履歴消去、スピードアップなどWebサーフィンで便利な機能です。
編:どの機能が日本版に載ってくるかはわからないけれども、近いうちにバージョンアップしたいと?翁:そうです。このほかに、中国ではデスクトップサーチなども開発されていますので、これらも追加していきたいですね。
編:プラグイン以外の、サービス面では?
翁:検索キーワードをヒントにして、関連キーワードでの検索結果を案内するようにしていきたいです。たとえば「car」を検索したら、「カーデザイン」といった“意味が”関連する言葉も出てくる形です。これは、検索のクエリなどを蓄積して、「Aというキーワードを調べている人は、Bというキーワードも調べる」といったように、言葉と言葉の関連性を検索結果に反映させるということです。検索対象に関連するけれども検索結果に反映させるということです。検索結果に関連するけれども自分の発想では出てこないキーワードを補ってくれるというわけです。
編:検索に対して、ユーザーが求めているものは何だと思いますか?
翁:それは分からないのですが、満たそうと思っている分野はいくつかあります。特にローカライズです。それぞれの国のローカル情報がいかに検索できるか。渋谷にいる人に、渋谷界隈の情報が、どこまできちんと出てくるのか、といったところです。たとえば、「上海飯店」を検索したときに、渋谷周辺の上海飯店から表示していくような。それぞれのエリア、国、言語に特化した検索を強化していきたいですね。極端な話をすれば、サーバの置き方、ページのストックのしかたなどを国に特化すれば、クオリティは変わると思います。それから、分野別サーチですね。ニュースサーチ、ショッピングサーチといった形で、ニュースが欲しい人ならばそれ以外の情報は欲しくない。
編:GPSが絡んだカスタマイズ?
翁:我々は検索エンジンではないから、そこまでは。ただ、たとえば我々のクライアントの位置情報を載せたりというのは“電話帳ビジネス”の延長線上にあると思いますから「この会社は何の業界でどこにある」といった情報はやっていきたいですね。
編:本日はありがとうございました。

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